2022/11/22 12:02
こんにちは! 『セゾン・ド・エリコ』編集部です。
北風が身に沁みる季節の到来です。そんな日の夕食にうれしいのが温かい煮込み料理。
材料さえ揃えれば、あとは煮込むだけなのも簡単ですね。
中村江里子さんがパリのキッチンでよく作る煮込み料理をご紹介します。
中村江里子さんがパリのキッチンでよく作る煮込み料理のご紹介
パリのキッチンから。「煮込み料理に使うのは鉄鋳物のホーロー鍋。赤やグレーで揃えています」
『セゾン・ド・エリコ』Vol.16でご紹介している「牛肉とにんじんの煮込み」のレシピをご紹介します。
「にんじんがたっぷり!サラサラスープもおいしい煮込みで子どもたちも大好きです」
【材料】3~4人分
牛肉(煮込み用約4㎝角切り)…500~600g
玉ねぎ…2個
にんじん…2本
タイム、ローリエの葉…各適宜
オリーブオイル・塩・こしょう…各適宜
【作り方】
1.玉ねぎはみじん切り、にんじんは皮をむいて約1cmの輪切りにする。
2.鍋にオリーブオイル適量を敷いて、火にかける。牛肉を入れ、表面を焼く。火加減は強火で、塊を回転させながら火を通す。
3.肉の全体に焼き色がついたら、①の玉ねぎとにんじんを加える。
4.水をひたひたになるくらいまで入れる。塩・こしょうをする。
5.タイムとローリエの葉を入れて、煮立ったら蓋をし、火を弱め(弱火~中火)、1時間半~2時間くらい煮込む。
弱火でコトコト煮込むだけ。ずっとついている必要なし!
「味付けは塩こしょうだけというシンプルさで、煮汁はサラサラとスープのように飲める薄味の煮込み料理です。牛肉でも「パルロン」と呼ばれる肩の部位を使うのは、お肉屋さんのおすすめ。というのも、以前、何も考えずに買った牛肉を煮込んだら石のように硬くなってしまった経験が……。そのままではとても食べられず、仕方なくミキサーにかけてグラタンにしたのですが、以来、煮込んでおいしくなるお肉を信頼のおける精肉店にすすめてもらうようにしています。肉選びさえ間違わなければ、あとは本当に簡単、夜の食卓のメインになる料理の出来上がり。柔らかいお肉はもちろん、スープも翌日まで楽しめる一品です」と江里子さん。たっぷり入ったにんじんに味がしみて、肉よりおいしい!と子どもたちに好評だそうです。
煮込み料理は鉄鋳物のホーロー鍋が最適。重いお鍋ですが、本体も蓋もその厚さと重さで、弱火でじっくり煮込むだけで、素材のうまみが閉じ込められたまま、火が中までしっかり通ります。
いつものカレーも短時間でじゃがいもがホクホク、にんじんの甘みも増して、一段おいしく仕上がります。
バルト家のカレーは仕上げにりんごのすりおろしを入れて、まろやかにするのが特徴。
キャストポットのお鍋は5年前から江里子さんも愛用(本誌Vol.6表紙より/2017年3月発売)。
(以上撮影/武田正彦)
オンラインショップではグッドフェイスの鉄鋳物ホーロー鍋をご紹介しています。
色はレッド、オレンジ、グレーの3色。
直径20cm丸型は2~4人用。
長径26cmのオーバルは4~6人用です。
ご飯もたった約12分の加熱でおいしく炊けます!
料理・撮影/マリコ・デュプレシ
『セゾン・ド・エリコVol.16』では、パリの人気サロン・ド・テ「マミ・ガトー」のパティシエール、マリコ・デュプレシさんの冬向きワンプレートレシピをご紹介しています。
写真は豚肉のプルーンの赤ワイン煮。
◆セゾン・ド・エリコ Vol.16
・Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4594619347
・中村江里子セレクション Avenue du KIKI
https://shop.avekiki-eriko.jp/items/67933647
そして
7月19日に開催したイベントのトーク動画も公開中。
江里子さんのパリ暮らしと「非日常の楽しみ」について語ります。
★この動画だけのコメント入りです!
お申込み:こちらから
By セゾン・ド・エリコ編集部
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