2023/04/11 10:00
こんにちは！ 『セゾン・ド・エリコ』編集部です。
桜から新緑へ。季節がどんどん進んでいきますね。
4月17日（月）には『セゾン・ド・エリコVol.17』が発売されます！
そして、今回ご紹介するのは、『セゾン・ド・エリコVol.16』で掲載した大分の「界 由布院」。新緑の棚田の風景を楽しみながら、のんびり、ゆったり過ごせる温泉宿です。
◆大分・由布院の里山を借景にくつろぐ温泉宿
2022年8月に開業、設計・デザインは建築家の隈研吾氏。「上質な農家風の奥座敷」がデザインコンセプトです。
建物全体にたたき、板の間、座敷といった空間を表現。内装には稲、藁、米、日田杉、大分の竹、国東半島の七島藺（しちとうい）など、ご当地の素材がふんだんに使用されています。
四季を感じられる棚田が宿の中心に広がり、どこか懐かしさを抱く由布院の自然を存分に感じられる宿です。
宿の中心に広がる棚田を一望できる「棚田テラス」。椅子に座って、縁側のようにくつろげます。
棚田は夕景も美しい。奥に広がる山々とともに、四季折々の由布院の原風景を味わえる場所です。
大分名産の竹を使ったエントランス。
フロントロビーは農家の玄関をイメージし、カウンターはかまどを模した形状に。
トラベルライブラリーは竹のフローリング。
◆癒しの温泉宿「界 由布院」
「界 由布院」では、すべての客室が由布院の原風景を感じるご当地部屋「蛍かごの間」になっています。らせん状が特徴的な「蛍かご照明」が使用されるなど、大分の伝統工芸に触れられるのも魅力です。
らせん状のデザイン「蛍かご証明」。
さらに離れの客室は木造で、農家特有の寄棟屋根が特徴。縁側をしつらえ、棚田やくぬぎ林などの自然が身近に感じられます。
「蛍かごの間（くぬぎ離れ）」では杉でできた湯小屋でプライベートな湯浴みを。
大浴場は内風呂と露天風呂があり、大分の石の文化を感じられるデザイン。由布院温泉は、全国2位の湧出量と源泉数を誇り、やわらかな泉質の温泉を楽しめます。
大浴場の内風呂からも窓越しに由布岳が見えます。
大浴場の露天風呂。棚田を模した植栽が広がり、遠くに由布岳を望めます。
◆現代湯治「温泉いろは」を楽しんで
温泉に入る前に参加したい「温泉いろは」があります。「界 由布院」の湯守りがガイドとなり、由布院温泉の歴史、自然環境、泉質、効果的な入浴法などを紙芝居で説明してくれます。(毎日16 時15分～30 分。無料)
湯上がり処では、お茶のほかアイスキャンディーも完備。
朝の現代湯治体操では、田植えのポーズも！ ぜひ予約して参加を。体がのびのびすっきりします。
◆半個室のある食事処で、野山の恵みをいただく
食事処には、稲穂を漉き込んだ壁が印象的な半個室、眺めのいいカウンター席があります。
大分県の特産品である竹や小鹿田焼（おんたやき）の器も味わい深く、甘味の器には由布岳が描かれているのでお見逃しなく。舌だけでなく、目でも楽しめる料理を堪能できます。
大分の焼酎「兼八」。八寸、お造り、酢の物を盛りわせた「宝楽盛り」。大分の竹をモチーフにした器が印象的。
大分の食文化を活かし、猪肉や穴熊肉などの山の恵みを堪能できる特別会席。先付から始まり、煮物椀、宝楽盛り、揚げ物、山のももんじ鍋、土鍋ごはん、甘味へと続きます。なかでも山のももんじ鍋で提供される珍しい穴熊肉はかぼすおろしで味わうのがおすすめです。
ジビエを楽しむ山のももんじ鍋。猪、鹿、穴熊、牛の肉をそれぞれ4種のタレでいただきます。鍋は滋味豊かなすっぽんの出汁に肉をくぐらせるという贅沢さ。
朝食は和食膳と洋朝食の2種類から選べるので、連泊して両方の味を楽しむのもおすすめです。
和食膳は、サーモンの味噌漬けや豚の角煮をはじめ、ごはんが進む総菜がずらり。
洋朝食は黒米パン、キヌアパン、米粉パンなどがつきます。
◆わら綯（な）いの時間で農家の手仕事を体験
ご当地楽が開催されるコーナーも窓の外は棚田。
「界 由布院」のご当地楽は、由布院の農家での手仕事「原風景を感じるわら綯（な）い体験」。わらをより合わせて作る縄は、手を合わせて行うことから「祈りのかたち」にも通じるといわれています。
思いを込めて作った縄に水引で飾りをつけ、お守りにして持ち帰りましょう。
手を合わせて行うのは「祈りのかたち」も表しているとか。
約30分で出来上がり。
またショップでは、伝統工芸の雑貨やお菓子を販売しています。お菓子は銘菓のほか、地元の工房で作られた商品もおすすめ。
宿周辺の散策では、メインストリートの湯の坪街道や金鱗湖へ。雄大な由布岳の姿はどこから見ても感動的！由布院駅から宿までは無料送迎バスが運行しているので、アクセスも安心です。
【界 由布院】
住所：大分県由布市湯布院町川上398
アクセス：JR「由布院」駅よりタクシーで約10分
料金：1名1泊￥35,000 ～（2名1室利用時、夕朝食付き、税・サ込）
☎界予約センター：050-3134-8092（9:30～18:00）
※料理やアクティビティなど、内容とは変更になる場合もあります。
『セゾン・ド・エリコ』Vo.17（4月17日発売予定）では、島根県出雲にある「界 出雲」と「界 玉造」をご紹介します。
「界 出雲」のかわたれテラス。日本海に朝日が昇り、海と空の表情が刻々と変わるのを楽しめます。
◆春から初夏の旅のおすすめのアイテム
旅行シーズンがやってきました。旅に重宝する、便利なおしゃれアイテム4種をご紹介！GWにもぴったりです。
・ちょっと寒いときにも安心。薄手のカシミアストール「エアキャッシュ」（全7色）
・肩掛けや斜めがけ、手持ちもできるミニバッグ。お財布、携帯電話、眼鏡が入る大きさ。レストランにはストラップをはずすとエレガントな雰囲気に。
・シワになりにくく、軽いフーディ。羽織ものが1枚あると便利です。お散歩にも。
・毎朝、欠かせない日焼け止めは、白くならず、後から重ね塗りできるタイプを！
By セゾン・ド・エリコ編集部
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