2024/01/05 10:00

『セゾン・ド・エリコ』編集部です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、『セゾン・ド・エリコ』Vol.18に掲載して大好評の「2024年を幸せに導く 大人の女性のための星占い」から、2024年はこんな年になる!という占星術家・猫星ラピスさんのメッセージを公開します。


セゾン・ド・エリコ通信 Vol.36◆中村江里子さんも気になる星占い。2024年を幸せに導くメッセージとは?




占星術では地の時代から風の時代に大きく変化したといわれた2023年、来る2024年は、星の動きからどんな年になるのでしょうか? 心の持ち方の参考に!


◆もっと自由で軽やかに 命が輝く新時代の到来


2024年はいろいろなことが不安定だった2023年のカオス的状況から抜け出して、年明けから爽やかな風が吹いてきます。
1/21に時代の鍵を握る冥王星が水瓶座に入ると、それまで「待機期間中」だったさまざまなことが動き出し、意識の改革が進み、人々は過剰な忍耐を強いられる生き方から次々と抜け出していきます。
冥王星は2023年3月にいったん水瓶座に入りましたが、6月以降は山羊座に戻り、この「山羊座·冥王星」の相の影響で2023年いっぱい官僚的で支配的な世界が断末魔のパワーを発揮していました。そのことで、生き方を変えようと決意したのに願いをくじかれたり、古いシステムに逆戻りすることを強いられ、フラストレーションを感じていた人も少なくなかったはず。冥王星は5/3から再び逆行を開始し9/2、から11/19まで再び山羊座に戻りますが、トータルで見るとほぼ水瓶座にいて、本格的な「風の時代」へ進む年となります。

「風の時代」とはそもそも何か? 2020年12月に風のエレメントである水瓶座で木星·土星が重なった(グレート・コンジャンクション)ことから、かつて人類が経験したことのない新しい世界がやってくるといわれてきました。それまで200年続いていた地の時代とは「苦痛に耐え忍んでお金をため、老後にそなえる」ことを良しとされた、物質至上主義の時代でした。良い成績をとり、一流の会社に就職し、経済的に安定した暮らしをすることが人類の理想とされていたのです。

2024年に「風の時代」が本格化すると、今まで信じられていた「忍耐は美徳」という考えや「世間様」という概念はフェイドアウトし、お金を抱え込むことで不安を解消するという生き方がむなしいものであることが明らかになってきます。お金は、人生を楽しみ、自由を満喫するためのツールであり、過剰にこだわったり、心身を歪めたりするものではないと、みんなが自然に気づくように。すでに電子マネーの普及によって「札束=豊かさ」という概念は過去のものになりつつあります。本当の豊かさは、心の満足や愛のあり方によって決まる、という真実が浮き彫りになっていくでしょう。 

5/26に幸運星·木星が風のエレメントである双子座に入ると、「軽やかさ」への気づきはさらに加速していきます。双子座は会話やコミュニケーション、初等教育をつかさどる星座であり、ここに拡大·発展の天体である木星が入ることで、「円滑なコミュニケーションこそが豊かさ」という潮流が生まれてきます。孤立や孤独からは何も生まれず、周囲との良好なネットワークを築くことが、貧困から脱出する近道であることが明らかになるでしょう。秘密主義や、優越感に塗り固められたエリート主義はパワーを失い、あらゆる局面で「オープンマインド」と「情報開示」が求められます。初等教育においては、均一的な大人を量産するための方針に疑問が投げかけられ、一人ひとりの子どもの才能や個性が大切にされることに。試行錯誤を繰り返しながら、未来を快適に生きるための教育システムが確立されていきます。



◆春分図チャートが示すのは 「民意」がリードする時代


さかのぼって、その年の潮流を暗示する春分図のチャートを見てみましょう。2024年の春分の日は3/20 12時06分(東京)。月が第一ハウスにあり、月は「民意」「庶民」を表すため、国家が国民をコントロールするという政府の意図が頓挫し、国民の意思が勝利するという暗示にとれます。個人の銀行口座にまで政府が介入しようとする動きは、ここでいったん「見直し」に入る可能性も。天頂では牡羊座に入ったばかりの太陽が、魚座の最終度数を進行中のファンタジーの星·海王星と接近し、想像力豊かな生き方が奨励される兆候も。「現実を見て人生設計を立てる」というポリシーは、「現実」そのものが多彩で予測不可能になっていくことから、新しい発想が求められます。AIのさらなる発達で、これまで当たり前にあった仕事がなくなり、想像もしなかった仕事が大当たりすることも考えられます。

愛と豊かさの星·金星は2024年を通じて一度も逆行せず、愛情とお金に関する流れはスムーズ。意図したことがそのまま結果となって表れやすい年です。制限の星·土星は魚座にあり、「言わなくても分かってほしい」はタブーで、どんな親しい間柄でも伝えるべきことは言葉で伝える必要性を説いています。
家族や身近な間柄であっても、フラストレーションをためないようにするには積極的な対話が求められます。限界まで我慢せず、不満は小出しにするのがいいでしょう。

2025年にはさらに重要な天体が星座間を移動し「占星術の2025年問題」と呼ばれる年が待ち構えていま。革命の口火を切った2024年にしなやかで透明な心を育むことが、今後の宇宙大変動にそなえる策になっていくでしょう。

幸福とは「苦しみの果ての報酬」ではなく、今という時間を輝かしく生きることの連続にあるのです。


【鑑定・文/猫星ラピス】
西洋占星術研究家。時代の大転換期にあたる今をポジティブで分析的な視点から読み解くアストロ・メッセンジャー。占い師歴30年。水瓶座A型。世界のハーブとスパイス、哲学と絵画とジュエリーをこよなく愛する。



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By セゾン・ド・エリコ編集部 撮影/クレジット記載以外山川修一、花/中村有孝(フジテレビフラワーネット)



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